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がらくたうちゅう

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ちょっと恥ずかしい過去の脳内会話〜旅編3〜

■貴船の闇■DATE2004/04/05


名古屋で開かれたスピコンの後に、京都の鞍馬−貴船ラインを詣でる。
さすがに京都市内は混雑していて、鞍間に着いたのは2時とか3時くらいだったろうか。とにかく私は、数年越しの思いをこめた鞍馬行だったので、鞍馬で果ててもいいくらいに(笑)思っていた。
時間が押しているなんて感じもなく、本殿でお土産物を物色して奥の院に向かう。
結構ゆるゆるのんびり、有名な木の根道も堪能しつつ奥の院に登る。
(木の根が地面をうねっている場所というのは大体パワースポットなんだそうだ。へえ〜。聞いた話では、木の根が地面の表層でうねっていたりするのは、地面のすぐ下に固い岩盤などがあって、塞き止められてそうなるらしい。もしや、地面下に隕石でも埋もれているから、とか?などと思い巡るわたしでした。隕石とパワースポット。無くもない話だ)

奥の院では、お経唱えてみたり、瞑想してみたり、絵を描いてみたり、水晶を浄化してみたり色々やってみる。どんどん日暮れは近くなってきていたが、気にするものでもなく。奥の院から下ったのだが。が。
同道のA氏、行きの登りはこれ以上ないほどへばって、休み休み登っていたのに、あれまあ、帰り道のなんと軽やかな歩みと言ったら!
行きと別人のようじゃない。なんだよ。なんなんだよ、と思いつつ、A氏の後を追う。
なにか奥の院で、荷を下ろしたのか、それとも逆に天狗の羽根でももらったのか。
謎なひとだ。まったく。(そういえば、これと同じような話を出掛ける前日に、Bこさんに聞いたばっかりだった。彼女は逆に、神社を詣でた後に、歩けなくなったという話だった。玉置神社でのことだそうで)
で。
鞍馬を後にした一行3人は、貴船神社に向かう。
日暮れは迫るが、一向に焦る気配のないわたし。
貴船神社は、わりと小振りな感じ。手入れが行き届いている場所が持っている清々しさがあって、いい。建物は開かれた感じで、柱と屋根で構成されている見通しのいい構造。建物奥に、よくは見えなかったけど金属片で出来た軸のようなものが掛けてあった。
それが、とても珍しく目を引いた。あとから写真で確かめると、金属で出来た御弊のカタチのものが軸の上から突き出ていて、なんじゃろう?という形態だ。あんまし、神社に詳しくないんですけど、これなんですか?

湧き出ている御神水を汲んだりしつつ、一通りお参りして、A氏おすすめの奥の宮に行く。車で2〜3分???
ここでメインディッシュ?の墨絵のパフォーマンス。かな?
すでに日暮れは押し迫り、あたりに闇が迫ってきている。奥の宮に人気はなく、社と奉納舞いの舞台とがらんとした「場」が広がっているだけ。左手に山が迫り、場を木々が取り巻いていて、川のせせらぎだけが聞こえている。

夕闇とおいかけっこするように、急いで墨絵の道具を広げて、描く。
春の闇は素早かった。
すぐに追い付かれて、だんだん手元が見えなくなってくる。
4月の京都の山の中はまだまだ寒く、手も冷えきって思うように動かない。 紙を扱う手が強ばっている。
それでもどうにか9枚描きあげて(また9枚。気が付いたら…っていうか、家に戻って数えてみたら9枚だったという…別にあわせたわけじゃないんだけど、沖縄で描いた枚数と同じなのです)大急ぎで撤収。
暗い。
もう、道具もなにもよく見えない。道具のかたし残しがないかも確かめられないくらい暗くなってきている。半紙をたたみ、下敷きと新聞紙、筆をしまい、水の始末をして、鞄に道具を詰める。
山の影がすでに日が暮れた事を教えていた。濃い闇の中に、灯篭の明かりだけが点々と浮かんで、遠くに続いている。
道具を運ぶために、何回か闇の中を行ったり来たりしていると。
なんだか頭がみょ〜な感じになってきた。
 ここの闇はおかしい…
なんだか足元もふらついているような、酩酊感がある。
 闇に酔っている…
現実観がまったく無くなっている。歩きながら、なにがなんだかよく分からない。
いや、分からないことはないけど。けど…何か、歩いている自分が、歩いているという感じがしなくて。全然。足を動かしてるのに、歩いてる感じがしない。
それこそ、雲のうえでも歩いているような…
 なんだろう、これは…
闇の中に浮かぶ灯篭の明かりも、非現実的で、まるで…この世のものでは無い、そう、冥界へ続く明かりの列のようだ。思考能力も低下していて、感覚が麻痺している。
闇に対する恐怖は一切無い。
むしろ、この闇の中にずっと居てもいいくらいだ。 
この状態で、ひとりでほっておかれても大丈夫だろうと思っている自分がいる(置いていってくれ)。
 …貴船の闇は、人を酔わせる。

奥の院を後にした車の中で、貴船で丑の刻まいりがなされるのは、この闇のせいではないだろうか、などと考えた。あの闇は、丑の刻まいりなんて非現実的なことをやってのけるくらい、どーでもよくなっちゃうんだ。そんな事を考えた。
車はどんどん貴船から遠ざかる。
あの闇を思い出すだけで、なんと涙が出てくるじゃないか。(すでに、かなり素っ飛んでいる状態のわたし)闇に心だけ置き忘れたか、持っていかれたか。そんなことはどうだっていい、あの闇をどうにかしてくれ。どうにかしてくれじゃなくて、帰りたくない、あの闇にもう一度浸りたい。ひたりたい。。。満月がさらに拍車を掛けた。激しく突き動かす何かが心の表層に出てきて、殆どパニック。
高ぶる感情が押さえられない。満月のせいだけではない……いったいなんなんだ。あの闇は。 

というところでA氏が神社の御神水のところに水晶を忘れてきたことが発覚して、神社にUターン。どうせなら、もう一回奥の宮まで行こうという話になって、水晶を回収した後、奥の宮まで戻る。
先程と同じ闇があたりを取り巻いている。
冥界へ続く灯篭の明かりもそのまま。
川のせせらぎ。
木の影。

一行その闇にくるまって、ティンシャと鈴を鳴らし、一時間ほど歌ったり踊ったり。
奉納の歌と踊りでしたね。神様がよろこんんでいたかどうかは知りませんが。

まあ、そんなことをしていたらすっかり帰宅が遅れて、次の日になってしまいました。
A氏、運転どうもご苦労さまでした。
とっても楽しかった。
沖縄とは全然違う『闇』に、すっかりやられた鞍馬−貴船の旅でした。

貴船
写真提供 響野まりん

※おまけ※
京都は東京よりも春が遅かったらしく 、行ったときは 桜が盛りで。
むおおお〜(雄叫び)帰り、闇の中に浮かんでは消える桜を見ていたら、これまた行ってしまいそうな気分に。
闇と桜。
なんて人を酔わせる組合せなんだろうか…
桜だけでもあれだけ人を酔わせるのに、春の闇ときたら。
抵抗できないね。まったく。



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